TOP > 製品一覧 > MODEL 11a - 真空管デュアルラインプリアンプ

「RNS回路」搭載 グラウンドアイソレーションデュアルモノーラル真空管プリアンプ

MODEL 11a



デュアルモノーラル真空管フルバランスプリアンプ「MODEL11Ⅱ」のリリースに伴い「MODEL11a」の受注を終了しました。

「MODEL11a」ユーザーさま限定のバージョンアッププランをご用意しております。
お問い合わせください。



「RNS」=リターンノイズスプリッター回路搭載デュアルモノーラル真空管プリアンプ

特長

  • 「RNS」搭載デュアルモノーラル真空管プリアンプ

     オーディオベールの無い重低音域から抜けるような高音域を得られる「RNS」回路を搭載しました。 オーディオ的で無機的な高精細の音色に陥ることなく「RNS」効果により、自然な演奏空間再現性をより一層高めています。

  • デュアルモノーラルフローティング構成

     デュアルモノーラルを採用すればシャシーも分離するのがひとつの解決策ですが、 「MODEL11a」ではひとつの筐体の内側に真空管モノーラルプリアンプシャシー二台を絶縁して電気的にフローティングして収めています。 左右のチャンネルの各グラウンドをモノーラルシャシーに接地することでグラウンド干渉を受けずに筐体ノイズの発生を避けています。 動的な静けさを持つプリアンプはこのような構造でなければ得られません。

    樹脂板にて各チャンネルのアンプシャーシをメインシャーシから電気的にフローティング。


  • ベルトドライブ連動独立ボリューム採用

     ボリュームはボリュームシャフトを信号グラウンドに接地しなければハムノイズを発生します。 通常の左右連動2連ボリュームではシャフトが一本であるために左右チャンネル共にグラウンドをシャフトに接地しなければなりません。 デュアルモノーラルプリアンプを謳う機器の多くが左右チャンネルのグラウンドを共用しているのは連動ボリュームの都合があるためです。 「MODEL11a」では左右チャンネルの独立ボリュームを高精度絶縁リブドベルトとリブドプーリーを採用した絶縁ユニットを開発して搭載しています。 そのため左右チャンネルのグラウンド干渉のない演奏空間の再現が出来ます。 奥行き方向の再現性はベルトドライブ連動独立ボリュームでこそ実現出来るのです。

     
    「ベルトドライブ連動独立ボリューム」とシャフトの接地の様子。


  • ラッチングリレーセレクターを採用

     入力セレクターには常時リレー電圧をリレーコイルに流し続けることを避けるために、 切り替え時のみコイルに電圧を掛けるラッチングリレーを採用しています。

  • 六面ビューデザインラウンドスタイル

     分厚いアルミフロントパネルに鋼板ボンネットという「高級」オーディオ機器デザインを避けて、 前後左右それに上面と底板にまでデザインを求めたシャシー構造にしています。 フロントと左右にはねじ穴が無く、上品な前後オフホワイトパネルの中央部にはステンレスパネルが覗くデザインを採用しています。

  • ハンドメイドでしか実装出来ない金メッキ基板を採用

     一般的な基板が採用しているレジストコートは音楽再生には使えません。 オーディオケーブルは外部皮膜で音質が変化してしまいますが、信号パターンも絶縁材で覆ってしまうと音質が劣化してしまいます。 レジストコート無しが理想ですがプリント基板の酸化により音質劣化するために金メッキ処理を施しています。 レジストコートレスの金メッキ基板の音質は音楽再生に相応しいものです。

  • 長寿命設計

     音楽を聴いて楽しむ道具として真空管アンプには真空管の劣化が付きまといます。 真空管の寿命は熱劣化が主であるのために電圧を下げることで熱劣化を抑えてライフを伸ばすことが出来ます。 「MODEL11a」では一般的な真空管プリアンプの約3分の1の低電圧動作としています。 真空管の寿命が極端に延びるために長期間高音質を楽しむことが出来ます。

仕様

  • 使用真空管
  • 12AU7×4本


  • 外形寸法
  • [本体](ノブ、脚部等の突起部を含まない)
    315mm(W)×315mm(D)×100mm(H)


  • 入力チャンネル数
  • ステレオ3系統


  • 出力チャンネル数
  • 1系統 (出力端子はLR各2つ)


  • 周波数特性
  • 4Hz~1MHz
    (1Vp-p出力時 100kΩ負荷 -3dB)


  • 消費電力
  • 15W