デュアルモノーラル真空管パワーアンプ「MODEL52」

デュアルモノーラル真空管シングルクロスプッシュプルアンプ「MODEL52」

特長

　　
• 音楽のためのパワーアンプ 　　
  　　

  スピーカーを鳴らすことでスピーカーの存在を消してしまうパワーアンプとして完成した21世紀の真空管パワーアンプです。
  
  

• デュアルモノーラルパワーアンプ
  
  
  部屋の壁が消えて、広大なコンサートホールに繋がるような音楽再生は演奏空間の再現がなされなくてはなりません。 低音楽器群の奏でる音はホールの壁まで続く空間の奥行きすべてを満たし、華麗な管楽器群の抜けるような伸びがホールの高さいっぱいまで表現するようにしました。 色とりどりの色彩を奏でる弦楽器群の調べがホールに広がる様までも表現するために左右アース＝グラウンドを分離しています。
  演奏空間そのものを楽しむパワーアンプとしてデュアルモノーラルアンプは開発されており、左右のグラウンドが絶縁されているためデュアルモノーラルと称しています。
  　
• シングルクロスプッシュプルパワーアンプ

  音楽をかけると目の前に歌い手が立っているかのように感じさせてくれるか？ コンサートホールの空間と繋がっているかのように感じさせてくれるか？を尺度に開発して完成したのがシングルクロスプッシュプル＝SCPPパワーアンプです。
  奏者の存在感や演奏空間の再現をスピーカーに行わせる力の有無を確かめ続けた開発期間の結晶です。 良質のスピーカーは音楽の持つ生命力を送られるとその存在を消して音楽の姿だけを浮かび上がらせてくれます。
  新開発したSCPPトランスと「MODEL5X」モジュールの組み合わせは音楽を演奏空間ごと再現する真空管アンプです。

• 「MODEL5X」モジュール

  音の滲みを排除して生きいきとした音楽信号の増幅をするためアンプ回路と電源回路を表裏一体配置としています。 グラウンドポイントは単一であり電源、グラウンドの引き回し線がありません。
  入力インピーダンスが高いため伝送ロスがなく、直結回路のためアンプ内での位相回転が無いため安定した動作をします。SCPPアンプでは片チャンネルあたり2機の「MODEL5X」モジュールを用いてバランス動作としています。

• RCA/XLR入力端子装備

  音楽性豊かでニュアンスに富んだ信号伝送を可能にするXLR入力端子を採用しました。 対グラウンドの信号伝送ではなく正相/逆相間の信号伝送のため、グラウンドノイズの混入を避けることが出来ます。 SCPPアンプ回路自体も正相/逆相バランス動作のためXLR端子入力は理にかなったものです また独自のグラウンドノイズスプリッター「GNSlite」をアレンジしたRCA入力端子を装備しており通常のプリアンプでの駆動に備えています。

  　　　　　　　　　　　　
• 電圧増幅管と電圧帰還管に双三極管12AX7/ECC83、出力管にEL34を採用

  真空管は人類初の電子素子という歴史を持ちながら音楽再生素子として代わるものが無いために生産され続けています。 「音」の再生は半導体が優れますが、音楽の再生は真空管に及びません。 更に出力トランスでインピーダンス整合する真空管パワーアンプではその差が顕著である上、直流を通さないのでスピーカーの保護にも優れています。 「MODEL5X」モジュールに採用した管種と回路は選び抜かれた究極のものであり、現在生産されている真空管を搭載しています。

• ハンドメイド専用金メッキ両面スルーホールガラスエポキシ基板

  音楽信号の劣化を避けるために一般的な基板に施されるレジストコートを排除して酸化防止のため金メッキを施しています。 レジストコートは安全のために有効ですが、信号ラインに密着する絶縁体膜ですから音楽にダメージを与えます。 ゼネラルオーディオからハイエンドオーディオまで同じレジストコート処理が施されているため良く聴かれるといずれもが同じトーンを持っています。 空冷する真空管部以外をクローズド構造にして埃の侵入を避けています。

• モダンレトロデザイン

  横幅以外をデュアルモノーラル真空管プリアンプ「MODEL51」と同一サイズにしてデザインを統一しました。 オーソドックスな真空管パワーアンプに通じるデザインとして、真空管を見せながらも触れることを防ぐアクリルパネルとツートーンカラー筐体が現代アートに通じるモダンさを演出しています。 MT管ソケットにパイロットランプとしてオレンジLEDを灯しています。